常磐橋(石橋)

更新日:2024年03月22日

明治初期の常磐橋の写真(文化財保存計画協会提供)

明治初期の常磐橋(文化財保存計画協会提供)

場所:大手町2-7-2 常盤橋公園内

常盤橋門は、江戸時代を通じて度重なる火災や地震で損傷を受け、石垣の大規模改築は3回実施されました。
明治以後、堀に架かっていた木橋は、1877年(明治10年)に石橋に架け替えられました。以後、石橋を指す漢字として「常磐橋」が使用されるようになりました。その後、関東大震災で被災し崩落の危険がありましたが、市民団体を中心に存置が呼びかけられ、国史跡に指定された後、復旧整備が行われました。
2011年(平成23年)の東日本大震災では、枡形石垣や常磐橋(石橋)が甚大な被害を受け、翌2012年(平成24年)から2020年(令和2年)まで、区は枡形石垣と石橋の修理事業を行いました。修理事業における調査では、現在の状況や過去の修理状況、旧小石川門の石材を転用して基礎を建造していた等の知見を得られました。