鎌倉河岸跡

更新日:2022年10月14日

場所:内神田一丁目1先 鎌倉橋北西橋詰

神田橋から鎌倉橋周辺は江戸時代から鎌倉河岸と呼ばれています。徳川家康が江戸に入府した際、鎌倉(現在の神奈川県鎌倉市付近)から石材を運び込み、この河岸に陸揚げしたのが名前の由来です。この河岸は魚や青物などの生鮮食品をはじめ、木材や石材などの物資が集まるところで、水上交通のターミナルとして賑わいました。また隣接する町は「鎌倉町」と名付けられました。1657年(明暦3年)の絵図にはすでにその名前が書かれています。
江戸時代、この河岸には豊島屋という酒屋がありそこで販売されていた「白酒」は有名でした。