文化財事務室のしごと


千代田区は、江戸開府以来400年以上にわたり、
日本の政治・経済・文化の中心として発展してきた街です

 

千代田区には、郷土の歴史を伝える文化財や歴史的資料、伝統工芸、民俗芸能など数多くの文化資源が残されておりますが、都心であるという地域性から開発のスピードも速く、それらの多くが失われつつあります。区内に残されている史跡・旧跡等の歴史的・文化的遺産や伝統工芸などの保護・活用を図り、それらを次世代を担う人々に正しく継承していくことが私たちの責務です。

昭和61年9月、千代田区の文化財保護行政の拠点として四番町歴史民俗資料館が開館いたしました。以来30年以上にわたり、失われつつある民俗資料の収集・保存や展示活動を始め、区の文化財指定、埋蔵文化財の発掘調査、講座・講演会の開催、刊行物の発行などを通じて、文化財保護思想の普及・発展に向けて実績を重ねてまいりました。そして平成23年、四番町歴史民俗資料館の活動を引き継ぎ、区民の「知識の入口」として新たに千代田区立日比谷図書文化館が開館しました。

当ホームページでは、千代田区の歴史や文化、文化財保護の取り組みについて「親しみやすく、わかりやすく」をモットーに発信していきます。当ホームページが、千代田区の豊かな歴史や文化、伝統に触れるきっかけとなれば幸いです。
 

千代田区立日比谷図書文化館 文化財事務室
 

千代田区の資料収集活動

  • 収集は主に、寄贈・購入・移管によって行っています。
  • 収集の対象となるのは主に、千代田区に関する以下の資料です。
    1. 考古・歴史・地理に関する資料
    2. 生活・民俗・信仰に関する資料
    3. 文化・芸術に関する資料
    4. 教育に関する資料
    5. 自然に関する資料
    6. その他
       
  • 収集の範囲は以下のとおりです。
    1. 時代的範囲
       主に近世初期から現在まで
    2. 地域的範囲
       おおむね現在の千代田区の区域

「区内のことが書かれた古文書が出てきた」、「家を整理していたら区内の古い写真を見つけた」等の際には、まずは文化財事務室にお問い合わせください。

文化財保護調査員の活動

  • 文化財保護調査員の任期は2年で、区民の中から最大10名が任命されます。
  • 区内に所在する文化財の調査・研究をはじめ、いまだ埋もれている歴史・文化資源に関する情報収集など、文化財保護の普及啓発について、区職員と協力して取り組んでいます。
  • 過去の活動は下記リンクをご覧ください。

千代田区ミュージアム連絡会