千代田の盆踊り

更新日:2022年10月03日

伝統と進化の共演

千代田の盆踊り(外神田二丁目16-1、日比谷公園1)

 千代田区の盆踊りは、7月中旬の靖国神社みたままつりに始まり8月下旬の日比谷公園丸の内音頭大盆踊り大会まで続きます。この間、区内でもたくさんの盆踊りが行われます。その中でも千代田区の無形文化財として誇れる、古くて新しい進化するふたつの盆踊りをご紹介します。

(1)日比谷公園丸の内音頭大盆踊り大会の盆踊り

 「東京音頭」の本歌である「丸の内音頭」は、1932年(昭和7年)、昭和恐慌の暗さを吹き飛ばそうと商店主らが発案し、西条八十作詞、中山晋平作曲で完成し、日比谷公園での盆踊り大会で披露されました。その後、2003年(平成15年)に71年ぶりに復活し、現在につながっています。

丸の内音頭歌詞

踊り踊るなら 丸くなって踊れ
おどりゃ心も(ソリャ) おどりゃ心も丸の内(サテ)
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
雲は九重 (チョイト)御稜威(みいつ)は空に
君と民との (チョイト)千歳の契り
結ぶ都の(ソイ) 結ぶ都の二重橋(サテ)
揃うた揃うたよ 踊り子の手ぶり
ビルの窓ほど(ソリャ) ビルの窓ほどよう揃うた(サテ)
大手うれしく (チョイト)顔三宅坂
ほんにお前は(ソリャ) ほんにお前は数寄屋橋(サテ)

(2)神田明神納涼の盆踊り

 神田明神の盆踊りは8月中旬の週末に3日間行われます。初日は「アニソン・JPOP盆踊り(Tokyo BonDance Fest)」、2日目は「千代田区民踊連盟」、3日目は「浜町音頭保存会」による、それぞれ趣向をこらした楽曲で楽しめます。
 楽曲は、それぞれリードする団体によって変わります。
1日目の楽曲
サンシャインぴっかぴか音頭、しんちゃん音頭、ポケモン音頭、ハムハムON-DOだ、アンパンマン音頭、アラレちゃん音頭、踊れ!どれ・ドラ・ドラえもん音頭など
2日目の楽曲
東京音頭、千代田踊り、炭坑節、大東京音頭、八木節、お江戸日本橋、花笠音頭、ドンパン節、四季の花踊り、郡上かわさき、ゆかた音頭、オバQ音頭、東京五輪音頭など
3日目の楽曲
浜町音頭、新浜町音頭、浜町美人音頭、銀座カンカン娘(中央区版)、ベイサイドブギ、ダンシング・ヒーロー、バハマ・ママ、まんまる音頭(柳橋版)、まりと殿さま(現地踊り)など

神田明神納涼祭りの様子

提灯がぶら下がり、紅白幕で覆われたやぐらが設置された祭り会場に沢山の人達が集まっている写真
明かりが灯され、紅白幕が巻かれたやぐらの上で踊る方々、その下でやぐらを囲んで踊りを踊っている方々の祭りの様子の写真
提灯の明かりが灯された靖国神社に集まった大勢の方々の後ろ姿を写した写真